英辞郎からSVLのAnkiスクリプトを作成するまで
アルクの SVL と呼ばれる 12000 語の英単語リストがあります。
この記事では、英辞郎から SVL の単語帳を作成する方法と、最低限の Anki の設定を説明します。最終的な Anki の画面は次のようになります。
環境
英辞郎がインストールできるなら動くはず。
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2010/02/02
- メディア: 単行本
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使い方
英辞郎から単語を抽出
検索文字列に「【」、[詳細設定]でレベルを指定し[OK]
今回は出力ファイル名を level6.csv とする(画像参照)。
プログラム実行
リンクから exe ファイルをダウンロードし、level6.csv をドラッグ&ドロップする。そうすると level6.csv_out.csv が作成される。
Anki から読み込み
Ankiを起動し、[ファイルを読み込む]から以下のように設定する(画像参照)。
- 種類: 基本
- 単語帳: lv6(名前は自由。新しく追加すること。)
- セミコロンで区切ったフィールド
- フィールドにHTMLを使うにチェック☑
- フィールド1: Front, フィールド2: Back
- [読み込む]
見た目の設定
最低限の見た目を整える。デフォルトでは中央揃えなのでこれを左寄りにする。
適当に単語帳を開いて、左下の[編集]→[カード]→[書式]より、text-align: left; と設定(デフォだとcenter)。
学習上限の変更
Anki では単語帳に一日の上限が設定できる。デフォルトでは新規カードが一日 20 枚くらいだが、SVL は level ごとに 1000 単語含まれているので、一日の上限を 100 以上に設定しておきたい。しかし、増やしすぎると復習が追いつかなくなるので注意。
自分の設定は、「新規: 120、復習: 100」を基本にしている。また、新規カードが 0 になったら、復習を 200 にしている。この設定だと一日分のセットが約 1 時間で終わるので、各自逆算して適切な上限を設定すること。学習上限の設定は複数作成でき、単語帳ごとにそれぞれ適用できるようになっている。
ちなみに、一日のノルマを終えた後に上限を超えた学習(カスタム学習)も可能だが、復習が増えるのでおすすめしない。一日の上限が少ないと感じたら、カスタム学習ではなく設定から変えるべきだろう。
最後に
あとは使っていくうちに慣れてくると思います。
いろいろ設定を組み合わせて最強の Anki を作ろう!
更新履歴
- exe ファイルを置いたので Python のインストールが必要なくなった (2018/04/07)